鉄道遊撃隊(七)

  鉄道遊撃隊(七)  
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林忠はよく通る声で大きく叫んだ。
「はやく!はやく走れ!」
しかし魯漢が返事をすることはなかった。魯漢はたえずうしろをふりむいて銃を撃っていた。うしろからまだ敵が追いかけてきているのはあきらかだ。