鉄道遊撃隊(七)

  鉄道遊撃隊(七)  
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林忠が西南の湖の方へ駆けていくと、敵がうしろからきっちり追い掛けてきた。半里あまりの道を走り、銃声も少なくなってきたころ、ふりかえってみると、魯漢が大きな体をゆすってこっちへ駆けてくるが、弾丸が風のように彼を追いかけてくる。

※半里 250m