鉄道遊撃隊(三)

  鉄道遊撃隊(三)  
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鬼子はそれがまたなにか食べれるものだとおもい、目を大きくしてながめていた。
黒い大男は手を挙げると、そのつつみを鬼子の眉間めがけてなげつけた! すぐに一陣の白い煙があがり、鼻を刺すような干石灰のにおいがあたりに広がった。

※白い煙 小説から「白い」を補った
※干石灰 無水石灰。生石灰の乾燥したもので乾燥剤につかう